ほそく                     あたたかい手
             映し出された    

告げられた                   帰らぬあの人の            つきの影

花を一輪だけつけた枝先に            ひそやかな              なだらかな

かがやく月が                  吐息                 丘陵にたたずむ

ひそやかな涙をみせる              を                  青い翼をせおった

とき、                     私は                 かなしい、人

                        抱いて眠る                             

私の                                         その奥に 

髪は乱れ                    はかなく               守られている

うすい目蓋は儚いゆめ              美しい背中              かなしい、ひと

を                       見せつけながら            鮮やかな

見出す                     どこまでも              ゆめの中へ

満ちてゆく                   白い                 凛、、

あと                      夜                  と

あい                                         差し伸べられた

を                       殺伐とした              ぬくもりを

手放したさきに                 片手                 待ち焦がれて

五日の間                    を                  いる

ひとみ                     握りしめて


喘ぐ

 

 

 

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